近未来のモノづくり現場を体験する

オムロンのロボットが体現する「人と機械の融和」

オムロンはこれまで、製造現場を革新するため様々なオートメーションを実現してきた。
1月に開催されたCES2019では、多くの注目を集めた卓球ロボット「フォルフェウス」に隣接する形で、これらのオートメーションの手法を来場者が体験できる「近未来のモノづくり現場」コーナーが登場。ノベルティーグッズへの印字・梱包工程が自動化された生産ラインを疑似体験いただき、オムロンが目指す「人と機械の融和」した近未来の映像現場を体感いただいた。(来場者は、好みの色のマグネットが入った名前の印字入りボックスをお土産としてもらうことができる。)

オムロンのコア技術「センシング&コントロール+Think」の結晶であるフォルフェウスが【コンセプト】であれば、近未来のモノづくり現場はその【応用】と言える。CES2019の近未来のモノづくり現場コーナーでは、フォルフェウスに組み込まれている数々の最先端技術が具体的なアプリケーションとして実用化されていた。

 

印字・搬送・梱包の自動化ラインを体験

好みのマグネットを選択し、ボックスにレーザーマーカーで名前を印字するにはいくつかの工程が必要だ。
まず、来場者の好きな色と名前について知る必要がある。人であれば口頭で聞いて確認するところだが、自動化生産ラインでは来場者のバッジのコードをスキャンし、そこに含まれたID情報からバッジの持ち主の情報を入手する。好みの色はタッチパネルで選択することができる。
この情報は素早くレーザーマーカーのユニットに伝達され、ユニットはその情報に従い在庫の中から来場者が希望するマグネットを選択し、ボックスに名前を印字する。

これら一連の作業を人間が行えば、必要な情報を伝達するだけで数分はかかるかもしれない。しかし、スキャナーとレーザーマーカーのユニットの連動により、わずか30秒ほどで印字まで完了する。

マグネットはその後ボックスに梱包されるが、どれでもいいわけではない。ボックスに印字された来場者の情報をもとに、ベルトコンベヤーで運ばれてくるマグネットの中から来場者の好みの色を選択してボックスに搬送しなければいけない。
また、ボックスの中にはマグネットと同じ形をしたくぼみがあり、そこに正しく配置できなければマグネットがこぼれ落ちてボックスの蓋が閉まらなくなることもあるため、高精度な制御も求められる。
これらの工程を経て、マグネットが梱包されたボックスが来場者の手に届けられるのだ。

このノベルティーグッズの自動化ラインは、レーザーマーカーだけでなく自動搬送モバイルロボットやピック&プレースロボット、協調ロボットの活用により実現した。一つひとつに長所や特性があり、それらをすべて組み合わせることで「人と機械の融和」を体現している。

 

「人と機械の融和」を実現する製品ラインナップ


自動搬送モバイルロボット
189_01.jpgオムロンのモバイルロボットはAI技術を搭載しており、自動搬送を行うことができる。搭載されたトレイは、135キロ近い重さのものまで運ぶことができる。 近未来のモノづくり現場コーナーでは、マグネットとケースを生産ラインへ運んだり、そこから次の場所へ移動させたりした。自律走行ソフトウェアにより、障害物や人を避けながら安全に移動することができる。


レーザーマーカー
189_02.jpgレーザーマーカーは、あらゆる業界において、品質管理と製品分類のために必要不可欠な存在だ。オムロンのレーザーマーカーは高速・高精度に加え、金属やプラスチックなど、多様な表面に印刷することが可能だ。加えて、平らな表面が少ししかない物体でも正しく認識し、対応することができる。また、メンテナンスを指定された時間が経過したら行うなど、自律的に使用している道具を管理することもできる。


ピック&プレースロボット
189_03.jpgピック&プレースロボットは物体を認識し、拾い上げ、任意の場所に降ろすことができる。「近未来のモノづくり現場」コーナーでは、来場者が選んだ色のマグネットを正しく選択し、三つずつひとまとめにして搬送する役目を担った。高速・高精度に加えてAIが内蔵されているため、人が改善を指示することにより精度をさらに上げることが可能である。


協調ロボット
189_04.jpg希望する来場者は、ケースにマグネットを詰めるよう協調ロボットのプログラミングを行うことができる。分かりやすいインターフェースと直感的な操作でロボットの動きを導いていく。動きを覚えたら、複数のマグネットから適切にマグネットを選択し、ケース内のくぼみにはめられるようマグネットの向きを調整し、入れることができる。最後に蓋を閉じ、来場者に優しく手渡すという流れだ。また、協調ロボットは多様な状況や生産シーンへの対応が可能である。例えば、アームの部分に様々な道具を取り付けることができ、選択や梱包だけでなく、ドリルで穴をあけることも可能となる。


オムロンは「人と機械の融和」を更に進めることで、使用者の安全や高速・高精度、効率性の追求に留まらず人と機械がお互いに教え合い、協調し高め合えるモノづくり現場の創出にチャレンジし続けていく。

人の知見を機械に組み込む「Sensing & Control + Think」技術。

この技術の最新動向をお届けします。

オムロンと一緒に、ものづくり/ヘルスケア/モビリティ/エネルギーマネジメントの

社会的課題を技術で解決しませんか?

関連記事