企業を題材に「生きる力」を育む『クエストエデュケーション』に協賛 ~オムロン賞は東邦高等学校の作品「The auto teacher」に決定~

オムロン賞を受賞した作品「The auto teacher」のプレゼンテーションの様子

全国81校、約1万人の中学生・高校生が企業を題材に答えのない課題に取り組んだ

オムロンは昨年度に続き、中高生が企業を題材に答えのない課題に取り組む教育プログラム「クエストエデュケーション」に協賛しました。 オムロンは、本プログラムを運営する株式会社教育と探求社の理念と取り組みに共鳴し、これから社会に出て広い世界で活躍していく皆さんに、このプログラムでの学びと経験を活かして、世界中の人々を幸福にするイノベーションをおこしてほしい。そんな想いからこのプログラムに2014年より参画しています。 今年度は、全国81校、約1万人の中学生・高校生が参加、生徒は協賛する企業6社の中から希望の1社を選択し、約1年間にわたりインターンとして企業からのミッションに応えるためにフィールドワークやプレゼンテーションなどの実務に取り組んできました。 そのプログラムの集大成ともいえる「クエストカップ2016」(全国大会)が2月20日(土)に法政大学で開催され、予選を勝ち抜いた60チーム約300名の中高生が、各企業からのミッションに対してプレゼンテーションを披露してくれました。

機械のチカラで人々がもっと幸福(しあわせ)になる未来のオートメーションとは?

オムロンのミッションは、「私たちが世界を変える!機械のチカラで人々がもっと幸福(しあわせ)になる 未来のオートメーションを提案せよ!」。 オムロンからのミッションに応えてくれた全国のチームの中から勝ち抜いた10チームが、全国の舞台で各々の考えをプレゼンテーションで競い合いました。 全ての発表内容は、オムロンの"企業理念"、オムロンが考える"人と機械の関係性"を理解し、ミッションに対する答えを探求し続けた結果得た、素晴らしい発表でした。

その中で、見事にオムロン賞に輝いたのが「The auto teacher」を提案してくれた東邦高等学校のチーム「オムライス」です。 その作品は、学校の先生をロボットにしてしまうという斬新な内容。 ロボットが人間の先生の代わりに授業をすることで、先生による授業内容や進行のバラつきを無くし授業を平準化するものでした。 さらに、オムロンの顔認証やサーモグラフィの技術を活用したロボットは、生徒の表情や体温から読み取った感情を人間の先生に伝えることで、人間の先生にしかできない創造的な活動をサポートします。 つまり、人間の先生が生徒と向き合う時間に専念することで、生徒が抱えるいじめや体罰といった悩みの解決につなげるというものです。 この提案は、オムロンの83年の歴史の中でこれまでになかった教育分野における事業であり、ミッションにある「世界を変える」のは"人間"であることから、その教育の現場において、オムロンの考える"人と機械の関係性"と合致していました。 そしてこの作品が、ミッションの「機械のチカラで人々がもっと幸福(しあわせ)になる未来のオートメーション」として最も体現されたものであることを、オムロンを代表して参加した審査員全員の満場一致により決定。 オムロンは、東邦高等学校のチーム「オムライス」にオムロン賞を贈りました。

東邦高等学校のチーム「オムライス」の受賞の様子

東邦高等学校のチーム「オムライス」の受賞の様子

このプログラムに参加した全ての生徒は、正解のない問いにチームで挑み、自ら感じ、考え、表現していく中で、たくさんの『勇気』を持って挑戦し、『探求する』という学び方を身につけていただけたことと思います。

オムロンは、これからも失敗を恐れずに、様々な可能性にチャレンジする皆さんを応援します。

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