オムロン京都太陽 創業30周年記念式典を開催

~障がい者を特別扱いしない。働くことに喜びを感じ、よりよい社会に貢献する存在であることを証明した30年~

オムロン株式会社の特例子会社であるオムロン京都太陽が、2016年4月1日に創業30周年を迎え、山田啓二京都府知事、門川大作京都市長ら、ご来賓含め220名を超える方々にお越し頂き、記念式典を開催しました。

オムロン京都太陽のはじまりは、1972年にさかのぼります。

当時、社会福祉法人「太陽の家」を開所していた中村裕医学博士は、「身体障がい者を福祉施設で訓練しても、社会復帰は大変難しい。企業と連携して何とか自分たちの手で工場を作りたいのです。」と、300以上の企業に声をかけ、唯一その呼びかけに応じたのがオムロンの創業者 立石一真でした。
「太陽の家では、決して障がい者を特別扱いしていないから、今度の会社でも普通の扱いで結構」と。これに共鳴した立石一真は、オムロン太陽への委託の条件を、他の工場とまったく同じにしたそうです。
こうして、社会福祉法人太陽の家の日本初の取り組みとして、大分県別府市で障がい者の為の福祉工場「オムロン太陽」を設立しました。

前例もなく、先駆者として失敗が許されないプレッシャーの中、従業員たちは自らが社会に貢献し得る存在であることを証明するために、創意工夫を重ねながら必死に働き、創業の初年度から黒字を達成するという偉業を成し遂げました。
障がい者の福祉工場が事業として成り立つと同時に、障がい者の自立にもつながることを、自らの手で広く社会に証明したのです。

「京都にも障がい者雇用を」という、林田京都府知事(当時)の呼びかけがきっかけとなり、1986年に誕生したオムロン京都太陽。現在では、重度の障がい者を含めた140名の障がい者が、個性に合わせて、ものづくりの現場に従事しています。

オムロンの他の工場と同じように、世界に通用する品質システム(ISO9001)を取得し、オムロンの他の製品と同じように、世界中に流通する製品を生産し、収益も上げています。

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社長の宮地は、 「それぞれの障がいレベルに応じた治具の制作や、現場の改善活動を通じて、障がい者一人ひとりが力を発揮し、働く喜びと社会に貢献できる喜びを感じられる工場になっていることを嬉しく思う。」
そして、オムロン京都太陽には3つの使命があると続けました。
「1つ目は、軽度だけでなく、重度の障がいのある方々もオムロンの生産技術と全員の創意工夫で雇用機会をつくっていくこと。
2つ目は、企業としてお客様に満足いただける製品をつくり、収益を確保すること。
3つ目は、ノウハウを広く社会に還元し、障がい者の方々も暮らしやすい社会づくりに貢献していくこと。
社会から、未来から、求められる企業になれるよう、全員一丸となってチャレンジし続けていく。」

創業から30年経った今でもこのチャレンジ精神は連綿と受け継がれ、社員たちは、今日も創意工夫を続けています。

この活動は海外にも波及し、強い感銘を受けたオムロンインドネシア工場では、障がい者の方々へのトレーニングと雇用をセットにしたプログラムを策定・実行し、さらにこのプログラムをインドネシアの他社に広く伝える活動を行いました。
結果、5社が同様のプログラムを導入することになり、この取り組みはILO(国際労働機関)の障がい者雇用のベストプラクティス賞を受賞しました。インドネシア政府からも高く評価され、共鳴の輪が広がっています。

「われわれの働きで われわれの生活を向上し よりよい社会をつくりましょう」これは1959年に制定されたオムロンの社憲です。
「企業は社会に奉仕するためにある」とする企業の公器性と「事業を通じて社会の発展に貢献する」という志が込められています。
オムロンはこれからも、世界中の拠点でさまざまな社会貢献活動に取り組み、よりよい社会、人が輝く豊かな社会に貢献し続けます。

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