スマートフォンアプリで手軽にできる、セルフメディケーション

~お医者さんとつながる、健康管理の最前線~

日々の測定で、正しい身体の状態を知る

「健康診断や病院で測った、たった一回のデータは、それだけでは参考情報にとどまります。」

そう語るのは、キャップスクリニック代官山T-SITE の山崎院長。

「たとえば血圧。医師を目の前に血圧を測ると、自宅でリラックスして測った場合に比べて緊張状態になり、普段よりも高い数値がでる方が多くいます。それよりも、日々計測した数カ月分の記録の方が参考になります。それこそが本当の身体の状態を表しています。」

129-001.jpgキャップスクリニック代官山T-SITE 山崎院長

11月、二子玉川 蔦屋家電で開催されたのは、スマホで気軽にできる健康管理術についてのイベント。

山崎院長、蔦屋家電 健康コンシェルジュの上本氏、オムロンヘルスケアの河野が、日々の健康管理の重要性を説きました。


スマートフォン一つでできる現代の健康管理術



セルフメディケーションとは、病気を未然に防いで、健康を維持・増進するために、自分自身で体調を管理し、必要なアクションをとること。

多くの人は、不調を感じてからでないと、病院には行かないもの。

けれど、日々の血圧や、活動データなど、普段から自分の身体の状態を知っていれば、病気や明らかな不調が現れる前に些細な身体の変化にも気付くことができるのです。

スマートフォンで手軽に始められるセルフメディケーションとして紹介されたのが、Bluetooth通信機能を搭載した血圧計と健康管理アプリでできる、現代ならではの健康管理術。

測定したデータをボタン一つでスマートフォン専用の健康管理アプリ「OMRON connect」に転送すると、データの推移を簡単に確認・管理できるというもの。

この「OMRON connect」で管理されたデータは、Apple社の健康管理アプリ「ヘルスケア」や、その他多くのアプリと自動で連携してくれるので、ユーザーが日頃から使い慣れている他社アプリ上で一元管理ができるという仕組み。

データ連携から、可能性はさらに広がります。

例えば、医療に特化した血圧アプリと連携すると、お医者様には専門の分析グラフを表示し、患者さんにはアドバイスが表示されることも可能になります。


体験された蔦屋家電 健康コンシェルジュの上本氏は、

「測り続けることで、わずかな変化にもすぐ気づき、体調に気をつけようといった意識が芽生えました。」

と語りました。

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二子玉川 蔦屋家電 健康コンシェルジュ 上本氏



蓄積されたデータからは、本人も気づかなかった体のリズムを知ることができると言われています。

「ビジネスマンは仕事始まりの月曜日に、主婦は、旦那さんが在宅する週末に血圧が高くなる人が多い。」
と、一週間の中でも血圧に変化があると、河野は続けます。

129-003.JPGオムロン ヘルスケア株式会社 グローバル事業企画本部 河野



医療現場と患者をつなぐアプリの活用


健康にまつわる日々のデータ連携は、家庭での健康管理だけにとどまらず、遠隔診療の可能性をももたらしています。

慶應義塾大学病院がスタートした、「Apple WatchとCareKit*での患者ケアの臨床試験」。

スマホアプリの「OMRON connect」に収集される血圧と、Apple Watchが測定する心拍数や活動量などの、生体情報を診療に利用する試みです。

慶應義塾大学病院への通院患者や退院患者に、通信機能付きの血圧計とApple Watchを貸しだし、血圧、日々の活動データ、脈拍数、気分や症状などを記録したものを、病院側からモニタリングできる仕組みが実証されています。

*CareKitとは、医学的な状態を管理するアプリの開発支援を目的とし、Appleが開発したオープンソースのソフトウェアフレームワークです。
http://www.apple.com/jp/researchkit/


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測定データはクラウドサーバーを介してそのまま医師の元に届くので、患者は血圧手帳に記録する手間が省け、毎日の測定データが簡単に管理できます。

医師はタイムリーに患者の測定データから状態や傾向をチェック。

外来に来た時の血圧などのデータだけでは分からない、患者の日々の状態や活動をモニタリングして病院から家庭での生活を見守り、的確なアドバイスにつながることが期待されています。

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アプリだからこそ毎日簡単に続けられる日々のデータ管理。

健康診断で問題がなかったからと安心せず、健康に関わるデータを測る毎日からセルフメディケーションを習慣化させて、病気知らずの毎日を。

「OMRON connect」が家庭での健康管理から医療機関での診療サポートまで、みなさんの健康な毎日を応援します。

人の知見を機械に組み込む「Sensing & Control + Think」技術。

この技術の最新動向をお届けします。

オムロンと一緒に、ものづくり/ヘルスケア/モビリティ/エネルギーマネジメントの

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